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中国需要回復も、薄い恩恵(時流超流)
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- 広東省深セン市の中心部から車で約1時間。日系の中小メーカーが集まる工業団地の一角に、自動車のパワーステアリング用部品を製造している丸嘉工業(岐阜県各務原市)の中国工場がある。その生産現場に入ると空きスペースが目立ち、閑散としていた。世界的な自動車不況のあおりで、受注が激減したのだ。 ピーク時に毎月22万個あった生産量は今年2月に3万個まで減った。それに応じて人員も削減し、260人いた作業員は60人まで絞り込んだ。9本あった生産ラインも4本に縮小した。この生産子会社の野村隆二社長は「自動車部品関連の事業を他社に売却することも検討している」とため息交じりに打ち明ける。 深セン市にある丸嘉工業の工場。

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