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【ロンドン市場】ポンド上昇、英建設業PMIが改善
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5日のロンドン市場はポンドが値動きを主導した。
ポンド円は148円台半ばから149円台後半、ポンドドルは1.5000付近から1.51台前半まで上昇。
ユーロポンドは0.89台前半から0.88台半ばまで下落した。
4月の英建設業PMIが38.1と市場予想の31.9を上回ったことでポンド買いが膨らんだ。
ポンド円の上昇はドル円やクロス円にも波及した。
ドル円は98円台後半から99円台前半、豪ドル円は73円台前半から74円付近まで上昇した。
豪ドルについては、豪中銀の金利据え置きを好感した買いも出ていた。
◆前半円安、後半は一服 ロンドン市場前半は円安傾向で推移した。
ポンド円の上昇がドル円、クロス円で円売りを誘発した。
ただ、後半に差し掛かると時間外取引のダウ平均先物が下げに転じ、円高方向に調整した。
株安でリスク回避的な円買いが連想された模様。
アジア市場ではストレステストで米銀19行のうち、10行が資本増強を求められるとのニュース(米WSJが報道)も出ていた。
各国で企業景況感の改善が相次いでいるが、金融不安の再燃でリセッションが長期化するとの見方もあるようだ。
◆豪中銀は金利据え置き、消去法で買い きょうはポンドのほか、豪ドルが堅調だった。
アジア市場で豪中銀が金利据え置きを発表したことが背景(据え置きは市場予想通り)。
声明は利下げの可能性を排除しなかったが、これまでに実施された一連の景気刺激策(利下げ、財政出動)の効果を見極めたいと利下げを一旦打ち止める姿勢を示していた。
金利据え置きが長期化するとの見方でで消去法的な豪ドル買いが進んだようだ。
豪ドル円は74円付近、豪ドル/ドルは0.74台半ばまで買われ、それぞれ昨年10月以来の高値を記録している。

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