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【ロンドン市場】欧州通貨は振幅、方向性欠く
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30日のロンドン市場は方向性に欠けた。
序盤は欧州通貨買いが先行。
株式市場の上昇でリスク回避的なドル買いが一服した。
ユーロドルは1.32台後半から1.33台後半、ポンドドルは1.48台前半から1.49台半ばまで上昇した。
ただ、欧州通貨買いは持続しなかった。
後半は利益確定売りが強まり、ユーロドルが1.32台後半、ポンドドルが1.48台前半まで売られるなどほぼ往って来いの展開だった。
一方、ドル円は97円台半ばから98円台前半まで上昇。
前日の高値を突破するなど堅調だった。
欧州通貨でのドル売りがドル円に波及し、ストップ注文の執行を誘発した。
◆クロス円 前半円安、後半は頭打ちに ロンドン市場では前半、クロス円が買われた。
ユーロ円は129円台前半から130円台半ば、ポンド円は144円付近から146円台前半まで上昇。
欧州株や時間外取引の米株価指数先物の上昇したことで円売り圧力が優勢だった。
ただ、後半に差し掛かるとユーロドルやポンドドルの下落がクロス円に波及。
ユーロ円、ポンド円などクロス円は上昇が頭打ちとなり、伸び悩んだ。
◆ユーロ圏消費者物価指数、予想下回る きょう発表された4月のユーロ圏消費者物価指数・概算速報値は前年比0.6%。
市場では前年比0.7%が見込まれていた。
同時に発表されたユーロ圏の失業率は8.9%まで悪化し、市場予想の8.7%を上回った。
発表後はユーロ相場で利益確定売りが強まるなどイベントを手掛かりに序盤の欧州通貨高・ドル安が巻き戻される形となっていた。

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