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【ロンドン市場】ユーロ円主導で円安、ドル売り圧力も
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29日のロンドン市場はユーロ円主導で円安が進んだ。
ユーロ円は127円台前半から128円台半ば、ポンド円は142円台前半から143円台後半まで上昇した。
米欧の株式市場が上昇したことでリスク懸念が緩和した。
ドル円以外ではドル売りが優勢だった。
FOMCで量的緩和の拡充策が打ち出されるとの思惑や米国で豚インフルエンザによる幼児死亡が確認されたことが背景。
豚インフルエンザによるメキシコ国外での死者は初めて。
ユーロドルは1.31台後半から1.32台半ば、ポンドドルは1.4700付近から1.4800付近まで上昇した。
◆豚インフルエンザ、米国で初の死者 米CDCは29日、米国のテキサス州で豚インフルエンザによる死者が確認されたと発表した。
死亡が確認されたのは生後23ヶ月の幼児。
感染経路など詳細は不明。
ドル円はこのニュースが伝わると調整に転じた。
ドル円はクロス円の急伸局面で97円台前半まで買われたが、ニュース報道後に96円台後半まで反落している。
GDP、FOMCなど米国のイベントに対する警戒感も強かった。
◆各国でセンチメント改善相次ぐ、リスク懸念緩和 きょうは各国で企業や家計のセンチメント改善を示唆する統計が相次いだ。
アジア市場で発表されたNBNZ企業信頼感は前回から大幅に改善、ロンドン市場で発表されたユーロ圏の消費者信頼感や業況信頼感は市場予想を上回る改善を示した。
金融緩和や財政出動など当局による一連の景気刺激策が実を結んだ格好。

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