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【NY市場】ユーロ急落、ドル円はもみ合い
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27日のNY市場ではユーロ安が進んだ。
ユーロ債の償還観測を背景にユーロ安推移した後、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言を受けてユーロは急落。
オーストリア中銀総裁は、ユーロ圏の金利は長期間に渡って低水準にとどまる、必要ならば量的緩和を用いる準備は出来ている、と述べた。
ユーロ安・ドル高の波及に加えて、米株式市場の上値の重い展開もあり、カナダやスイス、豪ドルに対してドルが堅調だった。
ポンドドルは、ドル高圧力の中で上値は重かったが、ユーロ安・ポンド高推移に下値がサポートされた。
ドル円は円高とドル高圧力に挟まれもみ合いを続けた。
メキシコを中心に豚インフルエンザの拡大が懸念されているため、株式市場経由でやや影響はあったものの、全般的には過度の影響は見られなかった。
◆ユーロ円軟調、ポンド円は東京午前の水準まで戻す ドル円は96円台中盤から後半で小動き。
ユーロやカナダ、スイスに対してドル高が進んだことで下値は支えられたが、上値の重いクロス円が多く、ドル円は上下ともに値動きが限定された。
ユーロ円はユーロ債償還観測やオーストリア中銀総裁の発言を受けて127円台前半から125円台半ばまで下落。
下げ一服後は、126円台序盤で推移した。
ポンド円は、ドル円が小動きの中、ポンドドルがしっかりと推移したことで、140円台半ばから142円ちょうど付近まで戻した。
ドルカナダは80円ちょうど付近まで反発後、79円台前半へ押し戻された。
◆ノボトニー発言後、ユーロ売り強まる ユーロドルはユーロ債償還観測や、ノボトニー・オーストリア中銀総裁がユーロ圏の金利は長期間渡って低水準にとどまる、必要ならば量的緩和を用いる準備が出来ていると発言したことで、1.31台半ばから1.3000水準まで下落。
ポンドドルは英系の買い観測や、ユーロポンドの下げを受けて1.45台半ばから1.4700付近まで反発。
ドル高圧力があったことで上値は抑えられたが、終盤にかけては1.46台前半で推移した。
ドルカナダはモデル系ファンドの買いの噂の中、1.21台前半から1.20台後半までドル安・カナダ高推移。
その後、ドル高圧力が強まり1.22台序盤まで反発した。

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