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【ロンドン市場】円高水準で揉み合い、豚インフルエンザ続報続く
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週明けのロンドン市場は円高水準で揉み合いを続けた。
ドル円は96円台半ばから96円台後半、ユーロ円は126円台後半から127円台半ば、ポンド円は140円台前半から140円台後半で振幅した。
スペインで豚インフルエンザの感染者が公式に確認されるなど、メキシコで発生した豚インフルエンザに関する続報が伝わったが、市場の反応は乏しく、相場の方向性を見出すには不十分だった。
◆豚インフルエンザ、スペインで感染者を確認 スペイン保健省は27日、同国で豚インフルエンザの感染者が確認されたと発表した。
政府当局による豚インフルエンザの確認は欧州連合加盟国で初。
メキシコで発生した豚インフルエンザは北米、オセアニア、欧州へと広がっている。
一部ではオバマ米大統領の豚インフルエンザ感染を警戒する声も出ていた。
大統領は4月16日にメキシコを訪問しているが、ホワイトハウスの報道官は大統領の体調に問題はないと述べている。
ウイルスの潜伏期間が24〜48時間と短く、豚インフルエンザ感染の可能性は低いとみられている。
◆ユーロポンド下落、消去法で売りか ロンドン市場ではユーロポンドが0.90台半ばから0.90割れまで下落。
3時間余りで50ポイント超の下げを演じるなど比較的売り圧力が強かった。
スペインで公式に豚インフルエンザの感染者が確認されたため、消去法的なユーロ売りポンド買いがストップ注文の執行を誘発した。
ユーロポンドの下げは他通貨にも波及。
ユーロ円は安値揉み合いを続けたが、ユーロドルは1.31割れ寸前まで売られ、安値を塗り替えている。
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