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【ロンドン市場】ユーロ買い・ポンド売り
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週末のロンドン市場ではユーロ買い・ポンド売りが進んだ。
きょうは欧州通貨に関する材料が豊富だった。
英国債がトリプルA格付けから転落するとの見方(英紙テレグラフが報道)や独Ifo景況感指数の大幅な改善、英GDPの予想以上の落ち込みなどが材料視された。
ユーロポンドは約100ポイントの上昇を演じ、一時0.90台後半まで買われた。
一方、円相場はまちまちの展開。
ユーロ円主導で円安に振れる場面もあったが、値動きは持続しなかった。
ユーロ円は127円台前半から128円台後半まで上昇する一方、ドル円は96円台後半から97円台前半で振幅、ポンド円は142円台半ばから141円台前半まで下落している。
独景況感の改善や米フォードの決算を好感し、米欧株式市場は上昇したが、全面的な円安には結びつかなかった。
◆ユーロ買いに安心感、景況感改善で ロンドン市場ではユーロ買いが優勢だった。
ユーロ円は128円台後半(前日の高値手前)で上昇が頭打ちとなったが、ユーロドルは1.31台半ばから1.32台後半まで買われ、4月中旬以来の水準を回復した。
きょう発表された4月の独Ifo景況感指数は83.7。
市場予想の82.3を大きく上回っている。
今週は欧州各国で景況感の改善が相次いだため、ユーロ買いに安心感が出ているようだ。
ただ、Ifo経済研究所のネルプ・エコノミストは、ECBは利下げを継続すべき、量的緩和に移行することが望ましいと一段の金融緩和の必要性を主張している

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