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【東京市場】 ドル円一時97円割れ ユーロは底堅い動きも
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24日の東京為替市場、ドル円の売りが優勢となった。
昼過ぎに突如、ここ数日サポートとなっていた97.50/60水準をブレイク、ストップを巻き込む格好で下落した。
特に材料が出たわけでもなく、オプション絡み、また、クライスラー破たんの可能性、週末のG7などを控え、投げ売りが出たとの指摘も聞かれた。
午後になって、日経平均が下げ幅を拡大したこともあり、ドル円は97円を割り込む場面も。
◆ユーロは堅調 センチメント改善に期待感も 一方で、ユーロドルは底堅い動きを見せ、きょうの高値圏を維持、ユーロドルは1.3190近辺まで上昇した。
対ポンドでも上昇している。
前日発表された欧州各国の企業景況感は軒並み予想を上回る水準となっていたが、きょうもIfo景況感指数が発表され、センチメント改善も期待される。
米国も消費や生産といった足下の実体経済を示す指標は弱い内容が続いているが、景気刺激策や株価リバウンドにより、企業のセンチメントは改善の兆しも見え始めている。
欧州も同様の動きとなるか注目。
◆英格下げへの懸念 英紙テレグラフに財政赤字拡大から英国債にトリプルAから格下げの危機があるとの論評が掲載され市場の話題となっていた。
今週、英予算案が発表されて以降、ポンドは弱い展開が続いている。
記事によると、2009年の英財政赤字の累計は1.4兆ポンドに到達するという。
S&Pのディレクターは以前、財政赤字の累計がGDPの60%を上回るとAAAレーティングの土台が崩れると述べていた。
英政府の見通しでは、2013年のピークにGDPの79%に達すると見込んでおり、格下げの可能性もあるという。

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