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【NY市場】欧州通貨中心にドル安進む、ドルカナダ急落
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23日のNY市場では欧州通貨中心にドル安が進んだ。
弱い米中古住宅販売件数を受けたドル売りのほか、カナダ中銀が量的緩和の実施に消極的だったことでドル安・カナダ高推移が勢いづき、ドル安の流れを作った。
米株式市場は米中古住宅販売件数の予想以上の減少や一部の好決算で強弱が対立したものの、小幅高で終了。
米株式市場の動向が中心的な手掛かりではなかったが、振幅に沿って円買い・円売りが入る場面もあった。
この日、カナダ中銀は信用・量的緩和のフレームワークを設けるが直ちに緩和の発表はしない、量的緩和を行うならば金利発表日に公表、とした。
◆ドル円、米中古住宅販売件数の減少で上値重い ドル円は米中古住宅販売件数が予想を下回ったことで98円台前半から97円台後半まで下落。
ただ、クロス円がしっかりと推移したことで下値はサポートされた。
ユーロ円はNY早朝の128.70水準から127円台中盤まで調整した後、ユーロドルの堅調推移や米株式市場の底堅さを受けて、129円ちょうど付近まで切り返した。
ポンド円は米中古住宅販売の結果を受けて142.22水準まで下押した後、144円台前半まで上昇。
カナダ円はカナダ中銀が量的緩和の実施に消極的な姿勢を示したことで、79円台序盤から80円台序盤まで急伸。
その後は79円台後半を中心に堅調推移した。
◆ドルカナダ急落、カナダ中銀は量的緩和実施に消極的 ユーロドルは1.3000ちょうど付近から1.3160水準までドル安推移。
ユーロポンドの下落に上値が抑えられる場面もあったが、米中古住宅販売の弱い結果を受けてドル売りが進んだ。
カナダに対するドル安推移も波及した。
ポンドドルは24日の第1四半期英GDP発表を控える中、1.4507水準から1.47台中盤まで上昇。
ドルスイスはスイスの景況感改善の流れもあり、1.16台前半から1.15ちょうど付近まで下落。
ユーロポンドは早朝の0.90ちょうど付近から0.89台前半まで下落。
ドルカナダは1.23台後半から1.22台前半まで急落。
カナダ中銀が量的・信用緩和の実施を見送っていることでカナダ高推移となった。
原油価格がしっかりと推移したこともカナダをサポート。
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