スポンサーリンク |
【ロンドン市場】円売り優勢、株価持ち直す
- 記事詳細
-
23日のロンドン市場は円売りが優勢だった。
ユーロ円は127円台半ばから128円台半ば、豪ドル円は69円台前半から70円台前半、ドル円は97円台後半から98円台半ばまで上昇した。
欧州株は反落して始まったが、後半に差し掛かると英独仏の株価指数が揃ってプラス圏に転じ、円売りに結びついた。
発表直後の反応は乏しかったが、ドイツ、フランスなど欧州各国で企業景況感の改善が相次いだことが株高・円安の手掛かりとなった。
ドル円以外ではドル売りが優勢となり、ユーロドルは1.3000付近から1.30台後半、豪ドル/ドルは0.70台後半から0.71台半ばまで上昇した。
個別ではスイスフランの強さが目を引いた。
4月のスイスZEW景況感が-27.7と3月の-57.1から大幅に改善したことが背景。
スイス中銀のヒルデブランド副総裁はデフレリスクがある限り、通貨高を阻止するとの姿勢を示したが、景況感改善が副総裁の口先介入を打ち消した。
ユーロスイスは1.52付近から1.51台割れ、ドルスイスは1.16台後半から1.15台半ばまで下落している。
◆欧州の企業景況感 景気底打ちの兆しも きょう発表された欧州各国の企業景況感は軒並み市場予想を上回る水準だった。
4月の仏製造業PMIは40.0と2ヶ月連続で改善、同月の独製造業PMIは35.0と3ヶ月連続、同月のユーロ圏製造業PMIは36.7と2ヶ月連続で改善した。
いずれも景気判断の分岐点とされる50を大幅に下回っているが、急激な景況感の悪化に歯止めがかかるなど、景気底打ちの兆しも出ている。

スポンサーリンク |