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【NY市場】米株式市場の動向巡り振幅繰り返す
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22日のNY市場では、円売りやドル売りが優勢。
米株式市場が堅調に推移する場面があり、リスク回避後退の手掛かりとなった。
ただ、円安やドル安推移の後はもみ合い。
ポンドは英財政赤字拡大やポンド安容認発言を受けて軟調だった。
ポンド安推移を除き、この日のNY市場も米株式市場の動向が主要な手掛かりだった。
FHFAが発表した米住宅価格指数が前月比で予想外に上昇し、住宅建設株に買いが誘われた。
GMが債務の株式交換を前進させることで債務返済を見送ると報道されたこと、ストレステストの内容が一部伝わったことなどでGMや金融株が動意付く場面もあった。
ただ、各セクターのこういった値動きが株式市場全体に波及することは無く、円売りやドル売りが進む場面は序盤に限られた。
◆円安推移は序盤のみ、その後はもみ合い ドル円は97円台半ばから98円台前半まで反発。
米株式市場の上昇を受けて円売りが入った。
序盤以降は株式市場の方向性が鮮明でなかったため、98円ちょうどを挟んでもみ合い。
ユーロ円はユーロドルの堅調推移や株高・円安を背景に126円台序盤から128.10水準まで上昇し、この日の高値をつけた。
終盤にかけては米株式市場の値動きを手掛かりに127円台で振幅。
ポンド円は英財政悪化やポンド安容認発言で143円台中盤から140円台中盤まで急落後、143円ちょうど付近まで戻したが反発は続かず。
その後は141円台前半から142円台中盤で荒い値動きだった。
◆英財政悪化でポンド安継続 ユーロドルは上昇後、高値もみ合い ユーロドルはユーロポンドの急伸やリスク回避のドル売りを背景に1.2920レベルから1.30台前半まで上昇。
中東系やレバレッジド・ファンドのユーロ買い観測があった一方で、ソブリン系のユーロ売り観測もあった。
ポンドドルは英財政悪化やポンド安容認発言を受けて軟調。
NY朝方の1.46台中盤から1.44割れまで急落した。
この日発表された英予算案では、2009/10年度の英国債発行額が2200億ポンドと発表され、前回発表の1800億ポンドから増額されたことに加え、英国の所得税の最高税率引き上げが来年の4月開始に前倒しされるとも発表された。
ダーリング英財務相や英公債管理局(DMO)のポンド安容認発言もポンドを圧迫した。
ユーロポンドはポンド売りが集まる中、独系のユーロ買い・ポンド売り観測もあり、0.88台前半から0.89台後半まで急伸。
上げ一服後は高値もみ合いだった。

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