スポンサーリンク |
金価格の下落でより鮮明となった市場心理の変化
- 記事詳細
-
4月に入ってからのNYの金市場では、3月初旬以降のおよそ1ヶ月に渡って下値サポートとなっていた900ドルを割り込んだ状況での推移が続いています。
同様に、国内の金市場でも4月20日にはおよそ2ヶ月ぶりとなる2,800円割れを経験しました。
今年2月20日にNY市場で1,000ドルを達成した後は弱気な流れが広がっていましたが、その傾向がより鮮明となっています。
これまでに取り上げたこともあるように、昨年10月下旬から今年2月下旬にかけて金価格が上昇していたのは、世界景気後退に対する懸念が強まるにつれ、株式市場、為替市場、債券市場といったペーパー資産市場からリスクを回避するために資金が流出し、この資金が金市場に流入していたことが主な理由です。
特に、企業が倒産してしまえば無価値となる可能性がある株式市場からは資金引き上げの動きが活発化していました。

スポンサーリンク |