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【東京市場】 株さえず、円買いの動き続く
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22日の東京為替市場は円買いの動きが優勢となり、前日の海外市場の動きを帳消しにした格好。
NY株式市場はガイトナー米財務長官の、主要な金融機関の資本は十分と発言から、警戒感が緩んでいたものの、依然として不透明感は根強い。
東京株式市場も来週から始まる決算発表を前に様子見気分も強く、上値も重い中、ドル円、クロス円も売り優勢の展開となった。
◆独連銀総裁は金融緩和に消極的 ウェーバー独連銀総裁の英FT紙での発言が東京市場の朝に伝わっていた。
特に反応は無かったが、第1四半期のユーロ圏経済は第4四半期より幾分回復へ、ECBの追加利下げの余地はわずかで、政策金利は依然として1%が最低水準として適切、債券市場での国債購入は望ましい選択肢ではないなどと述べている。
次回のECB理事会では0.25%の利下げと量的緩和策の発表が予定されているが、以前と変わらず、ドイツは踏み込んだ緩和策にはあまり積極的ではいようだ。
◆豪金融当局 インフレ圧力は更に鈍化とも きょう発表された第1四半期の豪消費者物価指数は、刈り込み平均、加重中央値など調整後のデータは予想を上回っていた。
発表直後は豪ドル買いも見られたが、直ぐに戻り売りに押された格好。
スワン豪財務相はインフレ圧力は更に鈍化する可能性があると述べている。
前日に講演を行ったスティーブンス豪中銀総裁もインフレ圧力に関しては、向こう2年間は鈍化傾向が続くと述べ、豪金融当局は、ハト派なインフレ見通しを継続している。
豪ドルにはアジア系の売りなども断続的に入っていたようだ。
上値も重く、東京勢からの見切売りも出ていた模様。

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