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【NY市場】米金融不安が再燃、円高・ドル高に
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20日のNY市場では円高・ドル高が進展。
米金融機関の信用損失拡大が続くと指摘された上、決算で不良資産の増加が示され、米金融機関の健全性に改めて焦点があたった。
クロス円はほぼ一本調子で下落した中、オセアニア通貨の下げがきつかった。
対主要通貨でドル高推移だったが、ドル円はクロス円の下げに連動した。
この日決算発表を行ったバンカメは黒字に復帰し、一株利益も予想を上回ったが、不良債権の増加も示されたため、米株式市場で急落した。
GSのアナリストがシティGの信用損失は急速に拡大していると指摘したことも合わさって、くすぶっていた金融不安が再燃した。
決算発表が相次ぐ中、米株式市場は序盤から売りが集まり、ほぼ一方通行の株安・円高だった。
◆ドル円は97円台まで下落、クロス円の下げも継続 ドル円は98円台後半から97円台後半まで下落。
米株式市場が金融株主導で軟調推移したため、円買いが強まった。
モデル系やマクロ系などの売りが指摘された一方で、準政府系の買いが観測された。
クロス円では、ユーロ円は128円ちょうど付近から126円台序盤まで、ポンドドルは143円台後半から142円ちょうど前後まで下落。
欧州通貨安・ドル高の煽りで下げた後、円買いが強まり下げ幅を広げた。
オセアニア通貨では、利益確定の売りも伴って、豪ドル円が69円台後半から68円ちょうど付近まで下落した。
NZドル円は55円台前半から53円台後半まで軟調に推移。
◆欧州通貨のほか、オセアニア通貨も下げきつい ユーロドルはリスク回避のドル高を受けて、1.29台後半から1.28台後半まで下落。
NY午後に入ると1.29台前半を中心にもみ合った。
ポンドドルは1.45台後半から1.4500ちょうど付近まで下落後、1.45台前半の安値圏で小動きだった。
ドルカナダは対主要通貨でのドル高推移が強まる中、1.22台後半から1.23台後半まで上昇。
このところ堅調に推移していた豪ドル/ドルの下げはきつく、0.70台後半から0.69台中盤まで下落。
東京高値からの下げ幅は300ポイント程度に達した。

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