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【東京市場】円買いの動き 後半は下げ渋りも
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20日の東京為替市場は円買いの動きが優勢となった。
先週末のNY市場で円買いが優勢だった流れを引き継ぐ格好で、東京市場でも円買いが進んだ。
株式市場が前半軟調だったこともあり、クロス円中心に売りが強まった。
きっかけはユーロの動きで、ECBの金融緩和策への期待を材料に投機筋の仕掛け的な動きもあったようだ。
比較的、値を維持していたポンドや豪ドルまで売りが及んだ。
しかし、後半は軟調に始まったアジア株が反転し、日経平均も下げ渋ったことで、円買いの動きは一服している。
◆英経済には期待感も ユーロ売りの流れがポンドにも飛び火した格好で、ポンドも売りが強まっていたが、英経済には期待感も出ている。
東京市場の早朝に発表になったライトムーブ住宅価格指数が前月比+1.8%と3ヵ月連続のプラスになっている。
英中銀の利下げ効果が出始めているのかもしれない。
きょうは対ユーロでも下落しており、軟調な動きとなっていたが、期待感は次第に高まってきているようだ。
また、英産業連盟(CBI)が公表した経済予測によると、同国経済はリセッション(景気後退)の最悪期を脱しており、2010年下期には緩やかな成長に戻る見通しと発表している。
回復は緩やかでぜい弱なものになるとの警告も発しているものの、一時の悲観的見方は大きく後退している。
◆ドル円 静観姿勢も ドル円は円買いの動きから、やや上値が重くなってきている。
しかし、一方でドル買いによる下値サポートもあり、底堅さも見られる状況。
99円台には200日線、21日線、10日線といった長短の移動平均線が混在しており、次第に持ち合いの状況も見えて来ている。
次の大きなアクションが決め手となりそうで、それまでは静観姿勢も必要か。

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