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米3月住宅着工、前月比10.8%減=再び大幅減少に−回復期待後退
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−3月建築許可件数も大幅減=過去最低水準に−
【2009年4月19日(日)】 − 先週(16日)、米商務省が発表した3月の住宅着工件数(季節調整値)は前月比10.8%減の年率換算51万戸となり、2月の同17%増の57万2000戸(改定後)から再び大きく減少した。
今回の3月の住宅着工件数は、1940年代以来の低水準となった1月の48万8000戸に次いで2番目に低い数値。
市場予想のコンセンサスの54万戸(前月比7.4%減)も下回っている。
前年同月比は48%減となった。
ちなみに、最近のリセッション時の1991年1月に記録した79万8000戸の64%、また、2008年全体の90万5000戸の57%と、ほぼ半分近くまで落ち込んでいる。
2006年のピーク時の28%という厳しい状況だ。
2月の住宅着工件数は、速報値段階では前月比22%増の58万3000戸と、市場予想を大幅に上回り、その結果を受けて、ベン・バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長やバラク大統領も景気後退のペースが緩やかになった兆候と評価した。
しかし、結局、3月のデータを見る限り、一時的な気休めに終わってしまった格好だ。

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