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【NY市場】株高は手掛かりにならず方向感乏しい
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16日のNY市場では、カナダや豪ドルに利益を確定する動きがあったものの、その他の通貨で大きな値動きはなかった。
ドル円やクロス円は中国のGDPに絡んだ思惑が外れたこともあって東京市場から円高が進んだ後、ロンドン午前頃から反発、NY市場が本格化してからは小動きだった。
欧州通貨はドル高にふれる場面もあったが、方向感は限定的。
米株式市場はハイテク中心に堅調だったものの、株高を手掛かりとした動きはほとんど見られなかった。
この日発表された米住宅着工件数と米住宅建設許可件数は事前予想を下回った。
同時刻に発表された米新規失業保険申請件数は予想に反して減少し、強弱まちまちで、目立った反応は見られなかった。
米新規失業保険申請件数はグッドフライデーを含んだ週ということもあり、結果に対して懐疑的な見方もあった。
その後に発表された米フィラデルフィア連銀景気指数は予想よりも改善したが、反応は乏しかった。
◆ドル円は東京市場から往来、円相場の方向感は限定 ドル円はロンドン序盤からの反発が継続し、99円台前半まで戻した。
東京市場から往来した格好だが、NY勢の本格参入後の値動きはあまり大きくなかった。
米株高に対する反応も限定的。
クロス円もドル円と同様な展開だった。
ただ、全般的にドルが強含んだため、上値に重さはあった。
ユーロ円は131円第前半まで反発後、130円台後半を中心にもみ合い。
ポンド円は147円台前半から148円台中盤までしっかりと推移。
カナダ円はカナダ安・ドル高の動きとなったことで、82円台後半から81円台後半まで反落したが、東京、ロンドンのレンジ内で推移。
◆ドルカナダの下げ一巡、ドル強含み 全体的にドルが強含んだ中、ユーロドルは1.31台前半まで下落し、この日の安値水準に並んだ。
ただ、特に手掛かりが無い中、一方的なドル高の動きにはならず、1.31台後半まで戻した。
ポンドドルはユーロポンドの反発が一巡したものの、ドル高圧力もあり、1.48台後半から1.49台中盤でもみ合い。
ドルカナダはカナダ製造業出荷が予想を上回ったことや、このところの資源国通貨高の流れもあり、一時1.20割れまでドル安・カナダ高が進んだ。
その後、利益確定のドル買い・カナダ売りから1.21台中盤まで反発し、終盤にかけては1.21割れで推移した。

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