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このご時世に役員報酬を引き上げる国有企業(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 上海の日刊紙「新聞晨報」は2009年4月11日付で、4月10日までに上海および深センの両株式市場の上場企業978社が「2008年度決算報告」を発表したとして次のように報じた。 2008年の当該978社合計の純利益総額は6989億元(約10兆4835億円)で、前年同期比7.56%の減少となった。統計が示すところでは、上場企業全体の業績は落ち込んだにもかかわらず、その“高管”(“高級管理人員” の略で役員を指す)に対する報酬(原文は“薪酬”で「給与・報酬」の意味)は依然として約10%も増大していた。業界別に見ると、金融には高給取りが相変わらず集中しているが、鉱山や不動産などでは高給取りが総体的に減少に転じており、バイオメディカルや電子といった中小企業の“高管”の報酬は継続して増大している。

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