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【NY市場】米経済指標弱く、円買い進む
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14日のNY市場では円高が進んだ。
この日発表された米小売売上高は市場予想よりも悪化した上、米生産者物価指数・総合の落ち込みもきつかったことから、米景気低迷が再認識され、リスク回避の円買いにつながった。
米株式市場も米経済指標を受けて軟調。
決算期待から金融株の一角に買いが入ったが、幅広い銘柄が売られたことで、株価指数は軟調推移を続けた。
オバマ米大統領が米景気は低調とした上で景気対策が進展しているとの認識を示したほか、バーナンキFRB議長が住宅価格の上昇について発言したが、市場の反応は限定的だった。
◆米小売売上高は予想以上に悪化、ドル円は1円程度下落 この日発表された米小売売上高が予想以上に悪化した上、米生産者物価指数も弱い結果だったため、ドル円は100円ちょうど付近から98円台後半まで下落した。
ユーロ円はユーロドルやユーロポンドの上値が重かったことにも圧迫され、132円台中盤から131円ちょうど付近まで軟調に推移。
ポンド円は148円台後半から147円ちょうど前後まで下落。
ただ、ポンドドルがしっかりと推移したことでポンド円の下値は広がりにくかった。
ドル円、クロス円ともに短期筋の買い戻しもあまり目立たなかった。
◆ユーロの戻りは限定、ポンドやカナダはしっかり ユーロドルは弱い米経済指標の発表後、ユーロ円の下げにつられ、1.32台前半まで下落。
下値で大口の買い観測があったことから、その後は1.3300付近まで戻した。
ただ、ロンドン市場でのキプロス連銀総裁の金融緩和示唆発言が尾を引いた上、資金がユーロ以外のポンドやカナダに流れているとの観測もあって、上値は重かった。
ユーロポンドはNY市場までの軟調推移が一巡し、0.89割れから0.89台前半まで小戻し。
ポンドドルはポンド円の軟調推移に上値が限定されたが、1.48台中盤から1.49台中盤までしっかりと推移。
ただ、1.5000付近では、オプションの防戦売りが入るとの観測があった。
資源国通貨高の流れの中で、ドルカナダは1.20台中盤までカナダ高推移し、1月28日以来の安値をつけた。
その後、1.21台中盤まで戻した。

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