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【ロンドン市場】ユーロ軟調、ECBの追加金融緩和を視野に
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14日のロンドン市場は、イースター休暇明けで実質的な週明け相場となる中、全般にユーロ売りが先行した。
前日のユーロ高に対する調整から始まった。
加えて、オルファニデス・キプロス中銀総裁がデフレリスクを警戒、5月以降の追加金融緩和策の可能性を示唆したことが、ユーロ売りを一段と強めた。
特に、前週から引き続きユーロ売りポンド買いの目立った。
ユーロポンドは0.89台後半から0.89割れへと下落した。
ユーロドルは0.33台半ばから1.32台後半へ、ユーロ円も133円台前半から132円台前半へと下げた。
ただ、ユーロ安が進行したほかは、方向性のはっきりしない相場が続いた。
本日はNY市場での米小売売上高など指標発表を控えていることや、今週後半からの一連の米大手金融機関の決算発表、米GMの破綻観測などで不透明感が広がっていた。
為替市場は調整の動きを早める傾向にあり、取引サイクルが短期化しているようだった。
◆円高から始まるも、株高で下げ渋る 序盤は東京市場からの流れを受けて円高の動きが強まった。
ドル円は一時99.40台へと下落した。
しかし、金融緩和期待で欧州株が上昇、米株先物もアジアタイムでの下げを消す動きに連動し、100円手前まで買い戻される場面があった。
クロス円も全般に往来相場となった。
豪ドル円は72円台後半から一時72円割れまで下落したが、72円台後半へと戻した。
NZドル円も58円台での上下動だった。
ただし、ドル円が100円台を回復できないなど、東京市場序盤の円安水準までは戻せなかった。
NY市場にかけては欧州株が上げ幅を縮小したことも一段の円売りを抑制した。
◆ポンド相場は振幅にも、対欧州通貨では優位に ポンドは対ユーロでの買い圧力が継続したが、全般的には方向性が希薄だった。
ポンド円は序盤に147.50割れと本日の安値を更新する動きから始まったが、148円台後半へと買い戻される往来相場だった。
ポンドドルも1.48台前半から1.49台前半での激しい振幅が続いた。
ポンドスイスは1.68台から1.70台へと上伸、ポンドは欧州通貨間での強さが際立っていた。
英紙テレグラフに、英不動産市場の低迷がクリスマスまでに終了する、との民間調査会社によるコメント記事が東京市場で報じられていた。

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