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ソマリアの軍閥「クラン」の驚くべき結束力(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
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- 3月20日から4月3日まで、筆者はケニアのナイロビ、アラブ首長国連邦のドバイ、そしてジブチの首都ジブチを訪れた。最近問題になっているソマリア海賊が現れた背景、ソマリアの武器の動きと国際社会との関係、そしてソマリアの経済と治安についてなどを取材するためである。 前回の原稿は、筆者がこの取材旅行で最初に訪れたナイロビのホテルで書いたものだ。ソマリア人コミュニティーを車の中から見た後のことである。この時、彼らの異質性に非常に驚き、ソマリア人を知るためにぜひ彼らに直接会わねば…と願っていたのだが、意外なところで出会いがあった。ナイロビにある、ある国際機関である。 その日、ケニアの国際機関で武器取り締まり関連の職に就く人を訪ねた筆者が、ソマリアの武器取引などについて押しかけ面談をしていたところ、髪にスカーフを巻いた女性が部屋に勢いよく飛び込んできた。

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