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金融危機が呼んだ“B級品商人の春”(中国発 経済観察報)
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- 経済観察報記者 / 康怡 午前10時、海外ブランド衣料を販売する顧老板の店がいつものように開店した(編集部注:「老板」は商店主や経営者につける敬称。「総経理」などよりくだけた表現)。店内には、米ブルーマーリンの様々なプリントのTシャツが数百着も陳列されている。価格は1枚49元(約710円)。ちなみに、このTシャツの本来の価格は1枚98ドル(約9800円)もする。 「このところの商売は悪くない。毎日100枚以上売れるし、“爆単品”がふんだんだからね」。顧老板は話す。 “爆単品”とはアパレル貿易業界の業界用語で、仕入れ業者の間では「絶品中の絶品」と言われる商品だ。海外のブランド企業が中国の工場に商品をオーダーした後、色やサイズが注文通りでなかったり、出荷が遅れたりしたことなどを理由に、商品の引き取りを拒否するケースがある。

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