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【NY市場】FOMC議事録受け一時的に円買い強まる
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8日のNY市場では、米FOMC議事録(3月17、18日分)議事録の発表前からドルが売られた。
米長期債買い入れが決定された際のもので、ドルが急落した経緯があり、事前からやや警戒感もあった。
FOMC議事録で、米景気が悪化しているとの認識が示されると、米株式市場は伸び悩み、円買いが入った。
ただ、ハイテク中心に株式市場が底堅さを見せたため、一時的な円買いにとどまった。
FOMC議事録では、FRBの資産購入額を巡って、非常に大幅な増加が好ましいとの主張と控えめな買い入れにすべきとの主張があった。
◆FRBの米景気認識を嫌気、ドル円軟化 ドル円は100.30台から99.30水準まで1円程度下落。
米FOMC議事録発表前からじりじりと水準を切り下げ、発表直後にさらに下値を広げた。
米景気に対する悲観的な見方が若干後退していた中で、FRBが米景気は悪化しているとの認識を示したことがドル円を圧迫した。
ただ、取引も薄く、下げ一巡後は99円台後半まで戻した。
ユーロ円はユーロドルがこの日の高値を更新したことから、133円ちょうど付近でしっかりと推移。
その後、ドル円の下落につられ131円台後半まで押し戻された。
終盤にかけては132円台前半でもみ合った。
ポンド円はNY早朝の148円ちょうど付近から145円台後半まで反落後、146円台後半まで戻した。
◆ポンドドル、英中銀金利発表控えてもみ合い ユーロドルはユーロポンドの反発もあって、一時1.33台まで上昇し、この日の高値を更新。
米株式市場が伸び悩むと1.32台前半へ調整したが下値は限られた。
ユーロポンドはストップを絡めて0.9050水準まで上昇した後、0.90台前半で推移。
ポンドドルは1.46台前半から1.47台前半でもみ合い。
9日に英中銀金利発表を控える中、売買見送りムードが続いた。
ドルカナダはNY朝方にかけて1.2300付近まで下落した後、1.23台後半を中心に推移。

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