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【東京市場】早朝円買い、株価は方向性欠く
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7日の東京市場は円買い優勢で幕を開けた。
早朝は海外市場の流れを引き継ぐ形で円買いが進行。
ドル円は101円付近から100円台前半、ユーロ円は135円台前半から133円台半ばまで下げた。
海外市場で伝わった米金融機関の先行き不透明感が蒸し返された。
日本株が寄り付くと円買いは一服したが、ドル円、クロス円の反発は限定的。
ドル円は100円台後半、ユーロ円は134円台後半で上昇を阻まれている。
日経平均は前日終値を挟んで振幅するなど方向性に乏しかった。
◆豪中銀 0.25%の利下げ、声明は中立 豪中銀は政策金利を0.25%引き下げ、3.00%にすると発表した。
市場では2ヶ月連続での金利据え置きが見込まれていた。
発表直後の反応は豪ドル売り。
豪ドルは対円、対ドルで40〜50ポイント程度下げた。
ただ、利下げを嫌気した豪ドル売りは発表直後にとどまった。
声明が中立的となったため、見直し買いが入った。
豪ドル円は71円台後半、豪ドル/ドルは0.71台前半まで反発。
対円、対ドルとも東京市場の高値を塗り替えている。
声明では中国を含む数カ国で一時的な安定化の兆しが見られると指摘。
金融政策と財政政策が国内需要を下支えするとの見方も示された。
◆日銀金利据え置き、適格担保の範囲拡大 日銀は昼過ぎ、金融政策決定会合の結果を発表した。
会合では全員一致で政策金利の据え置き、適格担保の範囲拡大が決定された。
(前回3月に増額された長期国債の購入額は月1.8兆円で据え置き)市場の反応は限定的。
金利発表のニュースをほぼ無風状態で通過した。
声明では景気は大幅に悪化、当面悪化を続ける可能性が高いと厳しい見方が示されている。

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