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揺らぎ、迷ったときに頼る判断基準を「品格」と言う(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
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- 企業は利益を上げなければ存続できませんが、利益だけを追い求めていては存続できません。それは誰でもよく分かっていることです。にもかかわらず、目先の利益が先行し、企業の不祥事が相次いで起きています。身近な食品を例にとってみても、昨年よく騒がれた産地や食材の偽装、消費期限切れなど、いずれも消費者への背信と言っていいでしょう。これは、まさに企業の「品格」に関わる問題だと思うのです。 この品格という言葉は、藤原正彦さんのベストセラー「国家の品格」を契機に注目されました。前回のテーマである「壁」と同様に流行語になりましたが、この品格も壁と並んで企業経営において重要な意味を持つ言葉です。 企業の評価軸は業績だけではない 品格という言葉を辞書で引くと、「人や物に感じられる気品、品位」とあります。

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