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【ロンドン市場】リスク選好の動きに一服感も
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6日のロンドン為替市場、ドル円、クロス円は伸び悩んだ。
全体的にリスク選好の動きも一服してきている感もあり、NY勢が参加する中盤にかけて利益確定の動きが強まっている。
序盤、ドル円は5ヵ月半ぶりに101円台に上昇し101.50水準を伺う動きも見られたが、101.00近辺に伸び悩んでいる。
ユーロ円、ポンド円も同様の動き。
欧州株や米株先物が上げ幅を縮小する動きに連動した格好で、特に金融株の利益確定の動きが為替市場含め相場全体をリードした。
円売りの動きは継続しているものの、明日のアルコアを皮切りに、1-3月期の米企業決算発表が始まる。
市場は無事通過できるか見極めたいムードもあるのかもしれない。
◆各国との差がユーロを重くしている面も 全体的にリスク選好の動きは一服していたが、その中でもユーロが軟調な動きを示した。
ユーロドルは東京時間の1.35台後半から1.34台まで下落している。
対ポンドでも下落。
先週のECB理事会では0.25%の利下げと予想を下回る利下げ幅に留めた。
トリシェ総裁の会見では、追加利下げの可能性を言及、利下げ余地を残した格好となっている。
注目の量的緩和策拡大についても、次回に詳細を決めるとしている。
日米英の金融政策は既に、ほぼゼロ金利と量的緩和拡大まできており、金融緩和余地は最終局面に接近している。
一方、ECBは依然として緩和策拡大への期待を残す格好となっており、この差がユーロの上値を重くしている面も。
先ほどクアデン・ベルギー中銀総裁の発言が伝わっており、「依然として金利を動かす余地があり、他の措置も検討」と述べていた。
◆超長期の買取示唆の見方も ポンドは軟調な動きも見られたものの、ユーロと比較すると、しっかりとした動きも見られた。
今週は英中銀金融政策委員会(MPC)が実施される。
金利については、0.5%まで引き下げており、もう利下げの余地はなく、据え置きが見込まれている。
リスクとしては量的緩和に関するアナウンスとなるが、一部では750億ポンドの国債買取が25年超の超長期にまで踏み込むこと示唆するのではとの見方もあるようだ。

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