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【NY市場】本邦金融機関の損失報道で円安進展
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3日のNY市場では円安の流れが継続。
米雇用統計は市場予想並の結果だったが、米ISM非製造業景気指数が弱く、米株式市場は序盤から売り優勢となった。
ただ、好業績のハイテク株中心に底堅い動きとなったことで、ドル円やクロス円の下値がサポートされた。
その後、みずほや三井住友など金融機関の評価損計上報道が出たことで、円売りが強まる展開に。
リスク選好の動きが続いたことで、ドル円を除き、主要通貨は対ドルで底堅い動きだった。
◆本邦金融機関の評価損報道で円安進展、ユーロ円は10月以来の135円台へ ドル円は99円台中盤から100.30水準まで上昇。
米株式市場の下げ渋りがサポートとなった上、NY終盤には日本の金融機関の評価損計上報道を受けて円売りが強まった。
みずほや三井住友がメリル株やバークレイズ株で評価損を計上すると伝えられた。
クロス円も堅調な動きだったが、その中でカナダ円の上昇が目立った。
ドル売り・カナダ買いが続いたこともカナダ円を押し上げ、80円台序盤から81円台中盤まで上昇した。
ユーロ円は135.00水準をオプションバリアを突破、133円台中盤から135円台前半まで円安推移。
ポンド円は147円台序盤から148円台後半まで堅調にした。
◆対主要通貨でドル軟調、リスク選好の動き続く 米株式市場が底堅く推移したことで、ユーロドルは1.34割れから1.34台後半まで上昇。
軟調だったユーロポンドが反発したこともユーロドルを押し上げた。
ポンドドルは1.47台中盤から1.48台中盤でしっかり。
ただ、1.4850水準では英系クリアラーの売り観測やオプションの防戦売りが出ているとの指摘もあった。
オセアニア通貨は利益確定のドル買いもあって軟化する場面もあったが、NY午後は反発の動き。
豪ドル/ドルは0.70台中盤から0.71台後半まで切り返した。

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