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【NY市場】リスク選好の流れが継続、ドル円はもみ合い
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2日のNY市場は株高を受けて円安・ドル安が進展。
G20金融サミットで景気対策に前向きな共同声明が採択されたことや米財務会計基準審議会(FASB)が議会側の圧力に屈し、時価会計基準の緩和を決めたことが株高の背景。
大きな手掛かりではなかったが、前日までの株価上昇に弾みがついた。
この日、クロス円ではポンド円、豪ドル円、NZドル円が年初来高値を更新した。
ユーロドルはECB理事会での利下げ幅が0.25%にとどまったこと、トリシェECB総裁が量的緩和策の強化に前向きでないと受け取られたこともあって1.35台まで上昇。
資源国通貨に対するドル安も目立った。
ドル円は円安・ドル安に挟まれてもみ合い。
◆円安推移とまらず、リスク許容度は回復傾向 ドル円はロンドン市場で100円ちょうど付近まで上昇した後はもみ合い。
99.00や99.55にこの日満期を迎えるオプションがあったことや、その他の通貨でドル安が進展したことで、99円ちょうど付近まで反落。
その後、株高を受けたクロス円の上昇にサポートされたが上値は伸びず、99円台前半を中心に振幅した。
ユーロ円は132円台後半から134円台前半まで、ポンド円は145円台前半から146円台中盤で堅調に推移。
資源国通貨では、カナダ円は79円台中盤から80円台中盤まで、豪ドル円は70円台中盤から71円台中盤まで上昇した。
◆株高でドル安、資源国通貨も強い ユーロドルは1.33台中盤から1.35台序盤まで上昇。
トリシェECB総裁は、量的緩和について、来月の理事会で追加の非伝統的手法を採用するかどうか決めるとした。
利下げ幅が市場予想の半分だったほか、非伝統的手法の強化にしても、あまり積極的に導入するとの雰囲気がうかがわれなかったことがユーロドルを押し上げた。
株高・ドル安推移もユーロをサポート。
ポンドドルは1.46台前半から1.47台後半まで上昇。
ドルカナダは原油高もあって、1.2500ちょうど前後から1.23台前半までドル安推移。
豪ドル/ドルは0.7100付近から0.7200ちょうど付近まで、NZドル/ドルは0.57台中盤から0.58台前半まで上昇した。
ただ、NY昼過ぎあたりからドル安推移の調整が入った。

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