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【NY市場】株高で円安継続、期末フローも
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31日のNY市場では円安が進んだ。
ロンドンフィキシングで円売りが入ったほか、米株式市場が反発となったことも円安推移をサポート。
この日発表された米S&Pケースシラー住宅価格、米シカゴ購買部協会景気指数や米CB消費者信頼感指数はいずれも市場予想を下回ったが、方向性には影響しなかった。
ただ、発表直後は軽微ながら円買いの反応もあった。
◆ドル円は99円台へ上昇、ロンドンフィキシングでの買いが弾みに ドル円は98.20レベルから99.37レベルまで上昇した。
四半期末のため事前からロンドンフィキシングでの円売り観測があった中、上値を伸ばした。
米株式氏市場が反発したこともドル円をサポート。
クロス円もドル円と同様にじり高の展開。
ユーロ円は130円台中盤から131円台後半まで、ポンド円は140円台前半から142円台中盤まで上昇した。
ただ、終盤にかけて米株式市場が上げ幅を削ると小幅に押し戻された。
◆株高受けてドル安の動き、フィキシングでのフローも ユーロドルは上値の重い展開。
ロンドンフィキシングにかけてユーロ売りが入ったことから、1.33台中盤から1.32台前半まで反落。
米株高にサポートされ、1.3300ちょうど付近まで戻した後、上値は抑えられた。
ポンドドルは株高のほか、ユーロポンドの反落もあり、底堅い展開。
1.42台後半から1.43台後半まで上昇した。
ユーロポンドは0.93台序盤から0.92台中盤まで反落し、ロンドン序盤の上げ幅を消した。
◆GMは破綻申請の準備を進展、再建計画書の提出は無しか GMの報道が入った。
同社は、作業部会の意向に沿った形での法廷外での処理が望ましいと考えているが、6月1日までに破産法を申請する予定で準備を進めている模様。
ロイター通信が関係筋のコメントとして伝えた。
検討中の破たん処理では、破綻申請後、GMの中で最も利益率の高いパーツを提供する新会社が迅速に設立されるとしている。
ただ、チャプター11の申請前に労働組合と新たな合意が得られることを望んでいるとも伝えられた。
GMは60日以内に再建計画の全面見直しが求められているが、再建計画の再提出は微妙な情勢か。

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