スポンサーリンク |
【ロンドン市場】早朝に円高進行、その後は調整の動き
- 記事詳細
-
週明け30日にロンドン市場は、序盤に円高の動きが強まった。
ドル円は一時96円割れ、ユーロ円は126円台前半、ポンド円は135円台後半まで下値を伸ばした。
東京市場での高値水準からは、ドル円が2円超、ユーロ円が4円超、ポンド円も5円近い大幅下落となった。
東京午後に、米自動車作業部会にてGMとクライスラーの再建計画の受け入れを拒否した上で、負債削減のため破産処理を行う可能性もある、と報じられたことに株式市場が反応して各国の株価指数が大きく下げた。
米株価指数先物もロンドン序盤にかけて大きく売られ、ダウ平均先物は一時200ドル安となる場面があった。
欧州株の取引が始まると独DAX指数や仏CAC指数など大陸系の株式市場主導で下げ、各指数とも3%超の下落となった。
ただ、次第に株式が下げ渋ると為替市場での円買いは一服、調整の動きが続いた。
ドル円は97円近辺、ユーロ円128円近辺、ポンド円137円台後半へと買い戻されていった。
ロンドン早朝の水準に戻す往来相場となった。
◆ユーロポンド0.93近辺、英住宅融資伸びる 週明けのロンドン市場、ユーロポンドは0.93近辺での往来相場となっている。
ロンドン早朝に0.9340レベルの高値を付けた後はじり安の動きが続き、0.93割れ水準へと反落した。
東京時間17:30に英中銀が発表した2月住宅証券融資額は15億ポンドと、事前予想9億ポンドおよび前回の11億ポンドを大幅に上回る結果だった。
また、2月の住宅ローン承認件数も3.8万件と、事前予想3.4万件および前回の3.2万件を上回った。
ともに住宅市場の改善を示す結果となり、ポンド相場を支える材料となった模様。
ユーロ圏の3月業況判断指数および消費者信頼感は前回から小幅の悪化を示し、改めてユーロ圏の景況感の弱さが示されたことがユーロ安材料との見方もあった。
◆スペイン財務相、銀行システムの健全性は維持 ソルベス・スペイン財務相は、スペインは引き続き非常に健全な銀行システムを維持している、と発言した。
週末に、スペイン政府が同国の地銀カスティーヤ・ラ・ マンチャ銀行を管理下に置くと発表されて、市場には新たな金融危機への不安感が広がっていた。

スポンサーリンク |