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【東京市場】米自動車巡る懸念で円買い加速
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30日の東京為替市場、円買いが加速した。
ドル円は96円台に下落、ユーロ円、ポンド円も大きく下落している。
全体的に利益確定売りのムードが強まる中、朝方から円買いが優勢の展開となった。
それに輪をかけて、オバマ政権の自動車作業部会が、GMとクライスラーの再建計画の受け入れを拒否した上で、負債削減のため破産処理を行う可能性もあることを明らかにしたことで、日経平均は350円超急落し、為替市場でも円買いが強まった。
◆ユーロの金融不安も 早朝のオセアニア市場でユーロが急速に売られる場面があった。
独コメルツ銀行の損失を出している有価証券の保有高が500億ユーロを上回ることが明らかになったほか、スペイン政府が同国の地銀カスティーヤ・ラ・ マンチャ銀行を管理下に置くなどユーロでの金融不安が再び出始めている。
今週、2日にECB理事会を控えているが、一部では債券買取など量的緩和拡大期待も出ているようだ。
◆97円完全ブレイクなら95円台半ばも視野に ドル円は円買いの動きで、下げが加速、一時96円台まで下落した。
きょうの21日線は97.65付近、そして10日線が97.15付近に来ている。
再び、下向きのトレンドが形成されそうな気配だが、97円を完全ブレイクなら、ボリンジャーバンドの下限(本日95.55)を目指す動きも想定され、95円台半ばも視野に入りそうだ。

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