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米2月個人消費、2カ月連続増=Q1消費は反転増加へ
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−コアPCE指数、1.8%上昇=今後はデフレ懸念強まる−
【2009年3月29日(日)】 − 先週末(27日)、米商務省が発表した2月の個人所得・支出統計は、個人消費支出が前月比0.2増と、2カ月連続の増加となった。
3年半ぶりの大幅増となった1月の同1%増から伸びが鈍化したものの、個人消費は昨年12月まで6カ月連続で、前月比で減少していたが、ここにきてようやく消費が上向く兆候を見せ始めてきたようだ。
最近のGDP成長率で見ると、昨年第3四半期(7-9月)は前期比年率マイナス3.8%となり、26日に発表された第4四半期(10-12月)GDP伸び率(最終値)でも同マイナス4.3%と、1980年以来28年ぶりの大幅悪化となっている。
このため、エコノミストも当初、今年第1四半期(1-3月)の個人消費もマイナス成長になると予想していたが、今回の1月と2月の個人消費の結果を見て、第1四半期の個人消費は、同1%以上のプラスとなり、マイナスだけは回避すると見始めている。
GDPの約70%を占める個人消費が、今回の個人消費が2カ月連続で増加したことから、第1四半期GDPへの好影響が期待されるが、それでも第1四半期GDP伸び率は、昨年第4四半期のマイナス6.3%(前回改定値はマイナス6.2%)から改善するものの、マイナス5%弱程度にとどまると見られている。

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