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【NY市場】円高一服、週末で様子見も
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27日のNY市場は大きな方向性に欠けた。
前半はロンドン市場で進んだ円高の調整が進行。
ドル円は97円台前半から98円台前半、ユーロ円は129円台半ばから130円台半ば、ポンド円は139円台前半から140円台半ばまで反発した。
後半はドル円が98円割れ、ユーロ円が130円割れ寸前まで下落するなど再び円高に振れた。
利益確定売りで米株式市場が反落したことが背景。
週末で様子見が強く、売買を手控える向きも多かった。
◆ユーロドル低迷、来週はECB理事会 ユーロドルは1.32台半ばから1.33台前半で低迷した。
ロンドン市場で300ポイント近い下げを演じたが、NY市場で本格的な反発には至っていない。
来週のECB理事会が警戒された可能性も。
このところ、ECB関係者から利下げ止む無しとの意見が相次いでいる。
市場では利下げのほか、ECBが非伝統的金融政策の導入に踏み切るとの見方も出ている。
金融当局者の一部では社債購入や市中銀行融資の期間延長案などが提唱されている。
◆米金融機関幹部、不良資産買い取り計画に関心示す きょうはオバマ米大統領と米大手金融機関幹部との会談が実施された。
会談後、各金融機関のCEOは不良資産買い取り計画に協力する意向を示したが、価格に関する詳細を待ちたい(バンカメのルイスCEO)と慎重な意見も出ていた。
また、バンカメやJPモルガンのCEOはCNBCとのインタビューで3月の業績が低迷したと述べている。
米金融システムの安定化にはまだまだ紆余曲折がありそうだ。

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