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【ロンドン市場】円売り継続、英小売売上高は悪化
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26日のロンドン市場では、米株価先物が堅調に推移したため、円安が進んだ。
ただ、ポンド円は弱い英小売売上高を受けて上値が重かった。
東京市場から引き続き、オセアニア通貨が堅調だった。
英小売売上高が弱かったが、欧州通貨の値動きは限られた。
◆円売り優勢、株高が手掛かり ドル円は97円台中盤から98円台中盤まで、ユーロ円は132円台中盤から133円台中盤まで円安推移。
ポンド円は弱い英小売売上高を受けて下押す場面もあったが、円安推移にサポートされ、142円台中盤から143円台中盤で底堅く推移した。
東京市場からの流れを引き継いで豪ドル円は68円台前半から69円台前半まで、NZドル円は56円台前半から57円ちょうど付近まで上昇した。
NZドル円は日本との金利差拡大がサポート。
◆英小売売上高は予想以上に弱い、ポンド売りの反応 ポンドドルは英小売売上高が予想以上に弱かったことから1.46台前半から1.45台前半まで下落。
ユーロドルは1.35台後半で推移した後、1.36台に乗せる場面もあったが、値動きは鈍かった。
ユーロポンドは英小売売上高の悪化を受けたポンド売りで、0.92台後半から0.93台中盤まで上昇した。
◆ECB、金融緩和措置拡大か一旦様子見か この日、ウェリンク・オランダ中銀総裁は、ECBは政策金利が下限に達したら非伝統的な手段を用いるだろう、非伝統的な手段とは量的緩和や信用緩和のこと、ECBがCPやABS市場を通じた一段の流動性供給を行う可能性はある、と述べ金融緩和の余地があることを示唆した。
コモディティ価格の下落を受けてデフレリスクが増大しているとも示唆した。
ノワイエ仏中銀総裁は食料品価格が上昇しており、警戒を要すとした。
物価安定を脅かすものではないとしたが、「継続した食料品価格の上昇は二次的影響につながる恐れがある」とし、発言内容はタカ派色を帯びていた。

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