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地獄への道? 米国と歩調の違いが目立つEU
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世界的な景気後退の波が続く中、
米国と欧州で、
景気対策に対する歩調の違いが強まってきています。
今年前半のEU(欧州連合)議長国であるチェコのトポラーネク首相は 25日の欧州議会において 米国の景気対策としての巨額な財政出動は「地獄への道」と激しく非難、 「EUがこの道を拒否したことは成功である」と発言しました。
22日のEU首脳会議において EU加盟の27カ国が追加的な景気刺激策を導入しないことで合意 現行の4000億ユーロ規模の対策実施を優先することを確認したことを受けての発言です。
また、同じ25日に、 ミスターユーロことユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相(ユーログループ議長)も ラジオのインタビューに対して、 「米国の要請に応じて、欧州が景気対策を拡充することはない、 欧州諸国の現状の景気対策は力強く、要求水準は高く、規模と質の面での影響力は大きい」 と、追加的な財政出動に否定的な見方を示しています。

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