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【東京市場】ドル円、クロス円 利益確定売り
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25日の東京為替市場、ドル円、クロス円とも利益確定の売りに押される展開。
前日のNY株式市場が利益確定売りに押されたことをきっかけに、共に上昇してきたクロス円にも売りが広まった。
クロス円は、このところの上昇で過熱感も出ていただけに、調整の動きが活発化した格好。
日本の機関投資家の買いも一段落したとの見方も売りをフォローした。
ただ、上値期待は依然として高く、下値では押し目を拾う動きも見られている。
◆ドル円は21日線付近で推移 ドル円は97.40/50水準まで下落。
途中、株式市場で日経平均が下げ渋ったことから、98円近辺に戻す動きも見られたが、後半にかけて力尽きた。
ドル円に関しては、99円の壁が重くなている雰囲気もあるが、きのうまでの3日間の上げで、100円の可能性はしっかりと残している。
21日移動平均が本日97.70近辺にきており、その近辺での動きとなっているが、しっかりと21日線の上を回復できるようであれば、ボリンジャーバンド(21日・2標準偏差)の上限である99.80付近まで到達する可能性は高く、100円の期待も高い。
◆中国経済底打ちも 人民銀行アドバイザー ロイター通信によると、中国人民銀行アドバイザーの 樊綱氏が「中国経済は底を打った」との発言が伝わっていた。
この発言に市場もやや反応する場面も見られたが、樊綱氏は「一段の利下げも常に選択肢のなかにある」とも述べており、反応は限定的となった。
◆一方、日銀は慎重姿勢 一方、日銀は慎重姿勢を崩していない。
山口日銀副総裁は各国の財政・金融政策の効果が十分に発揮されるまでにはなお時間要するとし、09年度後半の景気落ち着きシナリオは不確実性高いと述べ、見通しについてはハト派な姿勢を示している。

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