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政治混迷の影で進むもう1つの危機(ニュースを斬る)
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- 企業を取り巻く問題は、資金繰りから資本問題に移った。 金融危機に伴う世界的な信用収縮で懸念された企業の資金繰り問題。日本銀行や米連邦準備理事会(FRB)、英イングランド銀行など世界の主要な中央銀行が、利下げに加えてコマーシャルペーパー(CP)や社債などの買い取りオペを実施したことで、一時期よりは落ち着きを取り戻した。 だが、一難去ってまた一難。世界的な需要の“蒸発”に伴う収益環境の悪化によって、企業は業績の急激な悪化と繰り延べ税金資産の取り崩しというダブルパンチに見舞われている。過小資本、場合によっては債務超過への転落。そんなシナリオが政府筋や市場関係者の間で囁かれ始めた。 日立、アドテスト、エプソン、横河電、長谷工… 現実に、繰り延べ税金資産を取り崩す企業は相次いでいる。
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