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日立、逆回転の有事対応(時流超流)
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- サプライズ人事──。この言葉が最もそぐわないとも言える日立製作所がトップ交代でそれをやってのけた。 若手の抜擢でも、グループ外の“血”を入れたわけでもない。4月1日付で社長となる川村隆氏は、古川一夫社長を7歳上回る69歳。2003年に日立本体の副社長を退き、複数の子会社の会長職を渡り歩いた人物のカムバックである。しかも現在、庄山悦彦氏が就く会長職も兼務する異例の体制だ。 古川社長がわずか3年で社長の座を明け渡すことになった背景は単純だ。2009年3月期の連結最終損益が7000億円もの赤字になる見通しとなり、来期の回復も絶望的となったことを受けた“引責辞任”である。 自らの人材不足を露呈 こうした危機的な状況を受けて、なぜ川村氏に白羽の矢が立ったのか。
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