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米FRB、量的緩和政策を約170兆円規模に拡大=政策金利は長期据え置きへ
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−市場、FRBによる長期国債の買い取り効果に懐疑的−
【2009年3月22日(日)】 − 先週18日、FRB(米連邦準備制度理事会)は、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を0-0.25%のレンジで全員一致で据え置いた。
FRBは政策決定後に発表した声明文の中で、「依然としてマイナス成長と企業や家計のクレジット市場での資金調達が困難になっているため、消費や設備投資が抑制されている」としている。
現行の誘導目標レンジは昨年12月16日のFOMC(連邦公開市場委員会)で決定されたあと、1月28日のFOMC会合、さらに今回の会合と、2回連続の据え置き決定である。
また、FRBは、声明文の中で、今後の金融政策のスタンスについて、「今後、長期間にわたり、超低金利政策の継続を正当化するような経済状況が続く可能性が高い」と述べ、前回の「for some time」(当分の間)から、今回は「for an extended period」(長期)の文言に変更、リセッション(景気失速)がより深刻化していることを認めている。

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