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【ロンドン市場】 ドル売り加速 ドル円94円台に
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19日のロンドン市場はドル売りが優勢となった。
きのうのFRBによる3000億ドル規模の長期国債購入発表を受けて、18日のNY市場ではドルが急速に売られた。
序盤は急速な下げに買い戻しも出ていたが、中盤になって、NY勢が参加してくると、再びドル売りが加速、ドル円は94円台に下落し、ユーロドルは1.36台後半まで上昇している。
米債券市場では利回りが、再び2.5%を下回ってきており、ドル売りを誘発したようだ。
◆ドル円の下値メド 100日線目指す動きか ドル円は94円台に下落してきた。
下値のメドとしては、ボリンジャーバンドの下限が94.00近辺にあり、若干まだバンドは上向きを示しているので、跳ね返されるか注目。
更に、下押すようなら、100日線(本日93.45)付近を目指す動きとなりそう。
それを完全にブレイクすれば、90円割れも。
ポイントは93円台半ばをブレイクできるかどうか。
フィボナッチ50%戻しの水準でもある。
◆ポンド堅調、ただ指標は不調 ポンドは堅調に推移。
ポンドドルは1.45台まで上昇、対ユーロでも買い戻しが入った。
ポンドの見直し買いが入ったようだ。
ただ、きょう発表された英経済指標は弱く、英国の銀行や住宅ローン会社でつくる住宅購入資金貸付組合(CML)が発表した2月の住宅購入資金融資総額は99億ポンドとなり、2001年2月以来の低水準となった。
前月比では15%減少しており、英住宅市場の低迷を裏付ける結果に。
また、 英産業連盟(CBI)が発表した3月の鉱工業生産指数は-48となり、予想は上回ったものの、80年9月以来の低水準となっている。
英経済の回復の兆しは未だ見えそうにない。
なお、英中銀は3月25日から社債購入を開始すると発表した。

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