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【東京市場】海外市場のイベント控えて、神経質な取引
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18日の東京市場は、米FOMC、米経済指標、英MPC議事録など、海外市場でのイベントを控えて神経質な値動きとなった。
序盤は前日NY株式市場が堅調だったことをうけてリスク許容度が拡大、ドル円やクロス円が上昇した。
ドル円は98円台後半、ユーロ円は129円手前まで上昇した。
ユーロドルがNY高値を越えて1.30台半ばへと押し上げられたこともクロス円をサポートした。
しかし、仲値過ぎからは動きが反転、ドル円は98円台前半、ユーロ円は128円近辺へと反落した。
日経平均が8000円の大台乗せを達成したあと、売りが強まったことがリスク許容度をやや縮小させた。
日銀金融政策決定会合は東京時間12時27分と比較的早い時間帯に発表された。
政策金利は据え置き、長期国債購入が増額された。
直後は株高・円安の反応がみられて日経平均は8000円乗せ、ドル円は98円台後半へと上昇する場面があったが、値動きは限定的だった。
株価が神経質な揉み合いとなるとドル円、クロス円の値動きも落ち着いた。
ユーロドルの上昇も一服したが、1.30割れは回避される底堅さだった。
東京タイムの為替市場は、株価動向に振り回される展開だった。
◆日銀、政策金利の現状維持を全員一致で決定 日銀は、政策金利の現状維持を全員一致で決定した。
量的緩和策としては、長期国債の買い入れ額を月1.8兆円に増額するなど、金融市場の安定確保のために引き続き積極的な資金供給を行っていくことが重要とした。
年度越えの資金調達については、おおむねメドがつきつつある、とする一方、年度明け後も厳しい金融経済情勢を背景に市場の緊張が続く可能性が高い、とした。
景気判断は、景気は大幅に悪化しており、当面悪化を続ける可能性が高い、金融環境も厳しい状況、金融と実体経済の負の相乗作用が強まる可能性、と警戒感を強めた。

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