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【NY市場】株価睨んで振幅
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17日のNY市場は株価を睨んで振幅した。
早朝発表された2月の米住宅着工件数は58.3万件と8ヶ月ぶりの改善を記録。
発表直後はリスク懸念の緩和でドル安に振れたが、株式市 場を見極めたいとの雰囲気も強く、ドル安は持続しなかった。
午前の株式市場はダウ平均が前日終値を挟んで振幅するなど方向性に欠けた。
ユーロドルは1.29台半ば、ドル円は98円台後半とドル高水準で小動きに徹した。
ただ、午後に入ると株式市場で買いが膨らみ、ダウ平均は9400ドル寸前まで上昇した。
この動きに反応する形で逃避的なドル買いが一服。
ユーロドルは1.29台半ばから1.30台前半まで買われ、ドル円は99円台後半から99円台半ばへと調整している。
◆クロス円、小動き クロス円は小動きに徹した。
ユーロ円は127円台前半から128円台前半、ポンド円は138円付近から138円台半ば、豪ドル円は65円付近から65円台半ばで推移した。
株高局面で進んだドル円の調整がクロス円の上昇を阻んだとみられる。
市場では明日発表されるFOMCの結果を見極めたいとの見方も強く、売買を手控える向きが多かった。
◆ドルカナダ、下値で企業系の買い観測 ドルカナダは1.27台半ばから1.26台後半まで売られた。
株高で逃避的なドル買いが一服したことや原油価格が約3ヶ月ぶりの水準を回復したことでカナダ買いが優勢となった。
ただ、市場では下値で企業系の買いが観測されていた。
カナダの肥料大手アグリウムは先月、同業の米CFインダストリーズに36億ドルの買収提案を行っている。
買収絡みの資金フローがドルカナダを下支えする可能性もある。

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