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米1月貿易赤字、6カ月連続の縮小=輸出も6カ月連続減少
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−第1四半期GDP伸び率、前期の−6.2%超す大幅マイナスの可能性−
【2009年3月15日(日)】 − 先週末(13日)、米商務省が発表した1月の貿易・サービス収支(季節調整済み)の赤字幅は、前月比9.7%減の360億ドルと、2002年10月以来6年3カ月ぶりの小幅な赤字幅となった。
これで、赤字縮小は過去最多の6カ月連続となる。
前年同月は591.6億ドルの赤字だったので、前年比で39%も縮小している。
また、市場予想の380億ドルの赤字を下回っており、前月(2008年12月)の399億ドルの赤字に比べても赤字幅が急激に縮小していることが分かる。
赤字幅が大幅に縮小したのは、米国経済のリセッション(景気失速)と原油価格の下落で、輸入(製品・サービス)は前年比6.7%減の1609億ドルと、2005年3月以来3年10カ月ぶりの低水準に急落したためだ。
また、輸出(製品・サービス)も同5.7%減の1249億ドルと、6カ月連続で減少。
2年以上ぶりの低水準となったが、輸入の減少ペースが輸出の減少ペースを上回ったことが赤字幅の縮小となっている。
エコノミストは、貿易赤字が6カ月連続して縮小したことよりも、輸出と輸入が連続して減少し、全世界の貿易規模が縮小していることの方がより深だとしている。
企業や家計がクレジット市場での資金調達が困難になっているため、消費や生産が抑制されていると指摘する。

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