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【NY市場】ポジション調整で振幅
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週末のNY市場は小動き。
主要通貨はポジション調整に翻弄され、方向性に欠けた。
ドル円は98円台半ばから97円台後半まで下落した後、揉み合いに転じた。
ユーロドルは1.29台前半から1.28台半ばまで下落した後、買い戻された。
G20を巡って主要国の政策担当者の発言が相次いだが、材料視されなかった。
早朝発表された貿易収支、ミシガン大消費者信頼感など一連の米経済指標に対する反応も限られ、積極的な売買を手控える向きが多かった。
◆円買い持続せず、揉み合いに 前半はドル円、クロス円で円買い優勢となった。
ドル円は98円台半ばから97円台後半、ユーロ円は127円台前半から126円付近、ポンド円は138円付近から136円台前半まで売られ、ロンドン市場での上げ幅をほぼ打ち消す形となった。
目新しい材料はなく、ポジション調整が中心。
後半はドル円、クロス円とも下げ渋り、揉み合い傾向に転じている。
◆スイス、介入警戒感続く スイスフラン取引の中心となるユーロスイスは1.53台後半から1.53割れまで下落したが、下げ渋った。
スイス中銀は12日、政策金利である3ヶ月物Liborの誘導目標を0.25%引き下げ、誘導レンジを0.00-0.75%とした。
声明ではスイス国債の購入と対ユーロでのスイス高を阻止するとの姿勢が示されている。
また、スイス中銀の報道官は12日、為替市場で介入を実施したことを明らかにした。
介入警戒感でユーロスイスの下値がサポートされているようだ。
市場の一部ではスイスの為替介入が日本の円売り介入を促すのではとの見方も出ている。

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