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【ロンドン市場】 英金融システムへの不安強く、ポンド軟調
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9日のロンドン市場はポンドの売りが目立った。
先週末に英ロイズが追加損失の大半を政府に肩代わりしてもらう代わりに英政府の出資増を受け入れると発表、政府の出資比率が65%まで引き上げられ、事実上の国有化を発表したことから、英金融システムへの懸念が強まった。
英株式市場が始まり、金融株が大幅に下落する中、ポンドは売りが強まった。
また、英国債利回りも下げ、英10年債は一時3%を割り込み、過去最低を更新たことも、ポンドを圧迫した。
先週、英中銀は中長期の英国債買取による量的緩和を発表していたが、更に拡大するのではとの見方も強まった。
ポンドは対ユーロでも売られ、ユーロポンドは約1ヵ月ぶりに0.90台に上昇している。
◆金融不安でドル堅調 ドル円一時99円回復 英金融システムへの不安が強まる中、ポンドが下げを先導する形で、ユーロもドルに対して売りが優勢となった。
ドル堅調の格好となり、ドル円も強い動きを見せ、99円台を一時回復している。
欧州通貨下落からクロス円が軟調で、ドル円は上値を抑えられたものの、しっかりとした動きが見られていた。
100円に接近するとオプション絡みなど売り圧力も強まりそうだ。
ただ、きょうのロンドン時間の動きから、期待感は高まった可能性も。

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