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ドルを巡る中国のジレンマ(FINANCIAL TIMES)
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- ドル資産の暴落で世界最大の外貨準備を擁する中国が打撃を被っている。輸出減退の中、人民元を切り上げて外貨準備の膨張を防ぐのは難しい。資金力を武器に、米国に対して影響力を行使するようになるのは必至だ。 2007年6月の米大手プライベート・エクイティ(非上場株)投資会社ブラックストーン・グループの上場は、米国の金融バブルを象徴する出来事となった。ウォール街でも名うての猛者が、(上場という)持ち株の一部を手放して現金に換える安全策に走ったことは、1つの時代の終わりを告げた。 同グループの上場は、別の意味においても金融史の転換点となった。中国が金融面で米国と手を組むことの是非を真剣に問い始めたことで、“経済危機後の世界”が姿を現し始めた。

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