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【NY市場】ドル円98円割れ、円買い優勢に
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5日のNY市場は円買いが優勢だった。
トリシェECB総裁が会見で追加利下げに言及し、ユーロ円主導で円買いが進んだ。
会見を受け、ユーロ円は124円台後半から123円付近まで下落。
ユーロ円の下げが波及し、ドル円やクロス円も売られた。
この間、ドル円は99円台前半から98円台前半まで下げた。
会見終了後は円高水準で揉み合いに転じたが、終盤には再び円買いが進行。
ドル円は98円割れ、ユーロ円は123円割れまで値を崩している。
◆ドル円 オプションの防戦売り観測 ドル円の下げについて、オプション防戦に絡んだ大量のドル売りを指摘する見方が出ていた。
規模は20億ドル。
市場では100円でオプション・バリアが観測されている。
100円乗せには相当な売り圧力をこなす必要がありそうだ。
◆EBSが一時ダウン、ネットワーク障害で 英ICAPは為替取引システムEBSが一時ダウンしたと発表した。
原因はネットワーク障害としている。
EBSは銀行間市場の為替スポット取引で8割以上のシェアを握っているとされる。
障害発生時には流動性の低下でスプレッドが拡大していた。
◆ユーロドル、一時1.24台後半も下げ渋る ユーロドルは一時1.24台後半まで下げた。
トリシェECB総裁の会見で利下げ期待が強まったことが背景。
ただ、会見が終了すると1.25台後半まで買い戻され、金利先安感を背景としたユーロ売りが縮小に転じた。
きょうは英国、欧州で利下げ発表が相次いだが、株安や国債購入への期待感で米債利回りも急低下している。
金利差縮小の一服が買い戻しに繋がった可能性も。

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