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【NY市場】ドル安、資源国通貨買われる
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4日のNY市場はドル売りが優勢だった。
株式、商品などリスク資産が買われ、ドル高に調整が入った。
ドル円は99円付近から99円台半ばでレンジ相場を形成したが、ユーロドルは1.25台前半から1.26台半ばまで上昇した。
資源高を追い風にカナダドル、豪ドルなど資源国通貨が買われた。
豪ドル/ドルは0.6400付近から0.65台前半まで上昇したほか、ドルカナダは1.2900付近から1.27台前半まで下落した。
◆次の火種は商業不動産? 今週は商業不動産の動向を警戒する声が相次いでいる。
ロックハート・アトランタ連銀総裁は4日、商業不動産が銀行の財務悪化に繋がる可能性があると懸念を表明した。
きょう発表された地区連銀経済報告(ベージュブック)でも商業不動産の需要が大きく低下したとの指摘があった。
バーナンキ議長は3日の議会証言で、我々は商業不動産で危機が浮上しつつあることを承知していると述べた。
金融システムを揺るがす次の火種は商業不動産になるかもしれない。
◆資源国通貨、資源高で見直し買い クロス円では資源国通貨に買いが膨らんだ。
豪ドル円は63円台前半から64円台後半、NZドル円は49円台半ばから50円台前半、カナダ円は76円台後半から78円付近へと上昇した。
原油、非鉄金属、穀物など商品市況の上昇が買いの手掛かり。
中国が景気刺激策を発表するとの見方が資源価格を押し上げている。

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