| スポンサーリンク |
【ロンドン市場】 ドル円4ヵ月ぶりに99円台に
- 記事詳細
-
4日のロンドン為替市場はドル円に買いが強まった。
特に材料は無かったが、ロンドン時間開始後、買いが強まり、ショート勢が巻き返しを余儀なくされたようだ。
また、アジア系中銀や米系ファンドが断続的に買いを入れていたとの観測も。
99円手前には節目もあり攻防戦となったが、それを制し、99円台に上昇した。
約4ヵ月ぶりの水準。
一時99.50より上にはストップも観測され、試す動きが見られた。
退けられたものの、その後も99円台を維持している。
この様な場合、一旦98円台に下げることが多いが、利益確定売りをしっかりとこなし、99円台を維持している辺りは相場の強さが伺える。
◆100円射程圏内、これからが本番 100円が射程圏内に入ってきたドル円だが、この強さの明確な理由を見出している市場関係者は少ないだろう。
警戒感が一層強まっており、海外に出ている米系資金が回帰しているとの見方や、日本に対する景況感の悪化、そして、政情不安などで日本から資金が逃避しており、円売りが出ているとの見方もある。
実際、東京株式市場での外国人投資家の売り姿勢は続いている。
一方、日本の投資家の期末に向けた動きを指摘する向きも。
いずれにしろ、07年7月から1年半以上続いた大きな潮の流れに変化が出始めたのか、それとも自律反発の範囲なのか、見極める意味でも、100円からの動きは非常に重要になりそうだ。
まさに、これからが本番といったところか。
◆クロス円の上昇で、欧州通貨も堅調 対円でドルは上昇していたものの、欧州通貨は堅調な動きを見せた。
円安の動きが強く、ユーロ円、ポンド円が上昇していたことが、欧州通貨をサポートした格好。
◆ポンド底堅い動き 英30年債入札は不調 ポンドが底堅い動きを見せていた。
対円、対ユーロといったポンドクロスの上昇がポンドをサポート。
本日、22.5億ポンドの英ギルト30年債の入札結果が発表された。
平均利回りは4.485%、応札倍率は1.48倍となっとなり、市場予想を下回る入札結果となった。
英長期債利回りは結果発表後、一時上昇しており、ポンドをフォローした面も。
| スポンサーリンク |
