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乾燥地帯の貧村を襲う大干ばつ(中国発 経済観察報)
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- 経済観察報記者 / 鄭チョ 廬徳虎(ルー・ドゥフー)の一家は、苦しい境遇に追い込まれている。金融危機の影響で、彼は江蘇省蘇州市のある電子工場を解雇され、故郷に戻ってきた。ところが、実家で作っていた冬小麦は干ばつの被害に遭い、広さ7ムー(約47アール)ほどの麦畑は一面黄色く枯れていた。これから雨が降ったとしても、収穫はせいぜい例年の半分だろう。 ここは河南省の西北部にある小さな山村。中国でも干ばつの被害が深刻な地域の1つだ。廬の一家が住む三門峡市窯院村の一帯は、昔から「六山三丘一分平(山が6割、丘が3割、平地は1割)」と言われる土地である。 黄河の中下流の平原地帯では、灌漑用水のおかげで1日当たり100万ムー(約6万7000ヘクタール)余りの小麦畑が生気を取り戻している。

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